看護師が正社員として働く場合には、社会保障の1つである社会保険に加入することができます。正社員として働く場合だけでなく、パートや派遣でも一定の条件をクリアできれば、社会保険に加入することが可能です。
社会保険は労働者の生活を守るための公的な社会保障制度の1つで、一定の条件を満たしている場合に、社会保険への加入が義務付けられています。社会保険には健康保険や厚生年金、雇用保険や労災保険などがあります。求人に社保完備と記載されているものは、4つの保険に加入できるということです。そのため、条件をクリアしている看護師も、社会保険に加入することになります。
健康保険に加入すれば、健康保険料の半額を勤務先が支払ってくれるので、経済的な負担が軽減されます。国民健康保険は全額自己負担なので、大きなメリットです。また、怪我や病気で仕事を休むことになっても、健康保険に加入していれば手当が支給されます。さらに、女性看護師が出産するときは、出産手当金が支給されるほか、扶養制度があるため家族の保険料が抑えられるのも嬉しいポイントでしょう。
そして、厚生年金に加入していれば、将来貰える年金の支給額がアップします。社会保険と同じように扶養制度があるので、扶養となる人の保険料は一切掛かりません。そのほか、労災保険に加入すると、勤務中に負傷したり、障害が残るようなトラブルに巻き込まれたりしても、国から保険給付が受けられます。怪我だけでなく、セクハラやパラハラの被害にあったときも、労災認定されるケースがあります。
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